忍者ブログ
童話作家・九十九耕一のブログ
[9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

00e6ecdb.jpeg 昨日は父の日。というわけで、両親を連れ、豊島園の「あじさい祭り」に行ってきました。
 実家は練馬区なので、豊島園はすぐ近く。小学生の頃は、友だちと、自転車で行ったこともあるくらいの距離です。

 豊島園には150種もの紫陽花が植えられていて、花によって多少開花時期が違いますが、この日はかなりたくさんの種類を見ることができました。
















c88614ef.jpeg 山紫陽花は、小ぶりで地味だけれど、味わい深くて、見ていてあきません。
















0c2edfe0.jpeg 品種改良されたものには、やはりそれなりの華やかさがあります。
 両方をいっぺんに楽しめるので、見応えのあるイベントです。
 父も携帯のカメラで、何枚も写真を撮っていました。喜んでもらえたようで、よかったです。

 ちなみに、入園料はたった200円! ふところにもやさしい父の日でした(笑)。











拍手[0回]

PR
28eb8756.jpeg『ベルサイユのばら』の記念切手が発売になったので、チラシ豆本を作ってみようと思います。
じつは『ベルばら』はけっこう好きで、宝塚の舞台を観に行ったこともあります。何組の公演かは忘れましたが、「マリー・アントワネット編」でした。席があまり良くなく、バスティーユ陥落の際の白旗が見えなかったのは残念でした。
それはさておき。

郵便局でいただいてきたチラシを2枚使います。






7c656333.jpeg まずは表の、切手の部分を切り取ります。左側は白い部分をのりしろに使うので、残しておきます。
切手部分を切るときは、縁の穴を目印にして。この黒いポチポチのまん中を切るようにします。

大きく切り抜いたら、これを場面ごとに切り分けます。
切手は2枚続きで一場面となっているので、中央部分は切らずにおきます。見開きページにして作っていきます。
切り分けると、縦19mm、横37mmくらいになります。

さて、これだけでも、貼り合わせて蛇腹に折れば、「ベルばら画集」ができるのですが、それだとあまりにもカンタンで、物足りない感じがします。
そこで今回は、パソコンを使って、ちょっと手を加えることにしました。











a3316428.jpeg 我が家のパソコンには「フォトショップ・エレメンツ」が入っています。このソフトを使って、手を加えてみました。
まずはチラシの裏面をスキャン。
完成する豆本の、1ページの大きさは15mm×19mmになります。ですので、同じ大きさの枠を作り、各キャラクターの顔の部分にかぶせます。
この枠の中に、原作にあるセリフを書き込んだのですが、これが大仕事!
本棚の奥から『ベルサイユのばら』(文庫版全5巻)を引っ張り出し、絵に合ったセリフを探さなくてはなりません。この切手は、池田理代子さんの書き下ろしなので、まったく同じ場面はありませんが、なんとなく、それっぽい場面を探します。
見つけたセリフは、そのままだと長すぎたりしたので、少しいじりました。
縦書きで、フォントの大きさは4ポイント。読めなくては意味がないので、4ポイントくらいがギリギリかと思います。
5acb6e79.jpeg
 チラシ裏面には、各絵に番号がふってあるので、その番号に合わせて、私が書き込んだセリフをご紹介。
1.「王妃という地位につけさせるために 神はわたしを生まれさせたもうたのですか」
2.「この方は生まれながらの女王…… なんという誇り高い人だ…」
3.「あの夏の日のめくるめきのなかに おまえがいた」
4.「おぼえているか あの春のたまゆらに おまえがいた」
5.「アントワネットさま…… はじめてお姿を見たときから おしたいしておりました……」
6.「アントワネットはいまこそ ほとばしるように生きております…」
7.「美しい人なのです だが……」
8.「フェルゼンの唇が……わたしを語った これで あきらめられ…る…!!」
9.「オスカルさま… なぜ女なんかにお生まれになったの……」
10.「わたしののぞみは もっとずっと高い… そのためには たとえどんなことだってするわ!」




セリフをはめ込んだら、スキャンした絵は消してしまいます。この状態でプリンタにチラシをセットし、印字すれば、絵に枠とセリフがプリントされることになります。
 ただし、プリンタによって印刷方向などは違うので、一度白紙の紙にプリントし、使用するプリンタの特徴をつかみましょう。白紙の紙にプリントされたものを、チラシ裏面と重ね、透かしてみて、位置のズレを補正もしましょう。



87b09678.jpeg プリントできたら、枠に合わせて切り抜いていきます。のりしろを残したいので、左側は4mmくらい、枠からはみ出すように切ります。

















f133072d.jpeg これまで切り抜いた絵を、ページ順に並べてみます。
今回私は、セリフを縦書きにしたので、右綴じの本ができあがります。そのことを意識して並べましょう。
できあがりのイメージは、まずチラシ表の、カラーの絵が見開きで開かれます。ページをめくると、裏面の同じ場面のモノクロページ。キャラクターの顔がクローズアップされているし、セリフも書き込まれているので、物語が浮かび上がってきます。
重要なのは並べ順。チラシの番号通りに並べると、ちょっとストーリー仕立てにならないと思います。
なので私は、左の順に並べました。
オスカルとアントワネットの出逢い→アントワネットとフェルゼンの恋→フェルゼンに寄せるオスカルの想い→ロザリーとジャンヌ→オスカルとアンドレ

 まったく順番を変え、セリフも自分で創作し、新しいストーリーを展開するのもおもしろいかと思います。








549c58a7.jpeg 切り離されているパーツをつなげていきます。
最終的には1本の帯状にするのですが、長いと作業しづらいので、三つくらいに分けて接着し、それから1本にまとめてはいかがでしょうか?
 1本にしたら、左端ののりしろは必要ないので切り落とします。
7414834a.jpeg










a27a005e.jpeg ボンドが乾いたら、蛇腹に折ります。カラーページ、モノクロページが、それぞれ見開きになるように。
左の写真、蛇腹折りの下に四角い紙があります。これは雑誌などから切り抜いた、薄めの紙。本体の背の補強のために貼ることにしました。本体より小さめに切ります。15mm×10mmくらい。
本体の背にボンドを塗ったら、この薄紙にもボンドを塗り、背に貼りつけます。
ここまでできたら、重しを乗せて、ボンドが乾くのを待ちましょう。







9fe0677a.jpeg その間に表紙を作ります。
チラシの表、切手部分を切り抜いた部分の隣に描かれた、オスカルとアントワネットの絵を使います。
オスカルはギリギリ頭頂部が入るくらい、アントワネットは花の髪飾りのところで切ります。
切り込みを入れたところを基準に、21mmの幅で絵を切り取ります。
オスカルは表紙、アントワネットは裏表紙として使います。もちろん、好みで入れ替えてもけっこうですが、今回はオスカルの表紙で作業を進めます。
オスカルの絵は、左から、折り返し、表紙、背表紙、のりしろ、といったパーツが合わさったもの、とお考えください。このパーツの長さは、折り返し・10mm+表紙・16mm+背表紙・4mm+のりしろ・5mm、という状態です。
アントワネットは、裏表紙・16mm+折り返し10mm。
これを貼り合わせ、折り返し部分の裏側にもボンドを塗り、折って接着します。








33d05219.jpeg できあがった表紙と本体を接着したら、「ベルばら」切手のチラシ豆本の完成!
けっこうちっちゃいです。

ちょっと説明がわからない部分もあるかもしれません。
以前ご紹介した「チラシ豆本『ピーター・ラビット』編もご参考になさってください。
http://tsukumodo.blog.shinobi.jp/Entry/64/













1ac1b4ec.jpeg これさえあれば、気分はいつでもフランス革命!
シトワイヤン! いざ、バスティーユへ!
















拍手[4回]

 渋谷のギャラリー・セルで開かれていた「てづくり豆本展」、昨日で終了しました。
 たくさんのご来場、ありがとうございます!

 40人を超える作家の作品・展示を見ることができ、とても勉強になりました。作品を作ることも大事ですが、見せる工夫をすることも大事だなー、と思ったイベントでした。
 今回学んだことは、次の機会に活かしていきたいと思います。
 

拍手[0回]

a379148c.jpeg 渋谷・ギャラリー・セルで開催中の「てづくり豆本展」、本日最終日です。
 がちゃぽんは、すでに品切れになってしまったそうです。申し訳ありません。
 本日19時までですので、ご興味のおありの方は、ぜひいらしてください。



拍手[0回]

ff3a6c81.jpeg 私の住む地域には、富士山があります。
 と言っても、本物ではなく、富士山信仰のために、土を盛って作られた富士山。通称「荒幡富士」。明治32年に作られたそうです。当時はブルドーザーもパワーショベルもありませんでしたから、人力で土を運び、盛ったのでしょう。

 毎年1回、この富士山では、地元住民の手によって、清掃活動が行われます。今日がその清掃活動の日でした。
 私は今まで、一度も参加したことがありませんでしたが、現在「隣組班長」をしていることもあり、ちょうどいい機会なので参加してきました。
 100円ショップで買った鎌と、軍手を持参して、いざ、荒幡富士へ。












6d844b61.jpeg けっこう、人は集まるんですね。200人くらいいたのではないでしょうか?
 うち、半分くらいは地元の中学生。学校活動のひとつになっているみたいです。校長先生はじめ、数人の教員の方が来ていました。
 野球のユニフォームを着た小学生の姿も。ランニングでもしたきたのでしょう。作業前に、すでにかなり汗をかいていました。

 清掃作業の主な内容は草むしり。草刈りマシーンも数台出動していましたが、ほとんどの方が鎌を持って手作業です。刈った草は熊手や箒で集められ、こもやシートに乗せて運び出します。






97f04cd7.jpegf127d47c.jpeg






















 中には刈ってほしくない山野草もあるのですが、それらは事前に詳しい方がチェックしておいてくれました。左の写真のように、ビニールひもが巻いてあるものは、刈らずに残しておきます。
 それ以外にも、自分の判断で残した草もあります。右側の写真が、私が残しておいた草なのですが……後から来たおじいさんに刈られてしまいました(泣笑)。

「草刈り」は、文字通り「草を刈る」という作業。根までは引き抜きません。
 そうなると当然、しばらくすればまた草が生えてきます。でも、それは仕方ないのです。
 前にも書きましたが、この山は、土を盛って作られた山。ただ土を盛っただけの状態では、雨などで土が流れてしまいます。それを防いでいるのが、草の根。
 ですので、草ぼうぼうも困りますが、根こそぎ取り払ってしまうのもいけないのです。




02e2ce2b.jpeg これは碑でしょうか? 祠でしょうか?
 とりあえず、この周りは私が草を刈りました。
「うーん、きれいになった!」と、ひとり満足するのも、清掃活動の楽しみのひとつではないでしょうか?

 小中学生も、けっこう楽しんで作業しているようでした。みんなさぼらずに、和気藹々と作業していました。
 ふざけて、斜面を滑って、ジャージが泥まみれになった子もいましたが、怪我さえしなければ、それもまた微笑ましい光景です。














ea73b755.jpeg じつはこの荒幡富士、3月11日の地震の影響を受けていました。トップの写真を見てもらえるとわかるのですが、山頂部にビニールシートがかけられています。
 山頂の祠が崩れ、疑木の手すりが倒れ、山の一部にヒビも入ったそうです。
 そのため、山頂付近は専門の業者が整備してくれるのだそうです。所沢市の文化財に指定されていることもあり、全額ではありませんが、市からもお金がおりるのだとか。
「文化財」とは言っても、やはり守るのは地元の人たちなんですねー。

 作業はおよそ1時間半で終了。現在の荒幡富士の説明があり(これが長い!)、かんたんなお疲れさん会。子どもたちには、お茶とお菓子が配られます。
 大人は、お茶ももらえますが、お酒もいただけます。もちろん、お酒をいただきました~。



拍手[1回]



Copyright (C) 2005-2006 SAMURAI-FACTORY ALL RIGHTS RESERVED.
忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ストーリーゲート
私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。
ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
メールフォーム
最新CM
[10/21 九十九]
[10/21 虹乃]
[03/12 九十九]
[03/12 九十九]
[03/12 履歴書の封筒]
ブログ内検索
P R
バーコード
カウンター
最新TB
アクセス解析