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童話作家・九十九耕一のブログ
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 17日、六本木ヒルズ森タワービル52階・森アーツセンターギャラリーで開催されている『没後150年 歌川国芳展』を観に行ってきました。前期・後期に分かれた大規模な展示で、楽しみにしていた展示です。17日が前期の初日。
e11a415f.jpeg 3階入り口脇のコインロッカーに荷物を入れ、身軽になって会場に行くことに。100円を入れてから気づいたのですが、ここのコインロッカー、使用後にお金が戻ってきません……。美術館のコインロッカーは、たいてい、戻ってくるんですけど。しかも3時間を過ぎると、8時間ごとに超過料金がかかそうです。大規模な展示を観るのに3時間って、短くないですか?



 気を取り直して。
eb8fd3b8.jpeg 展示は全10章に分けられていました。「武者絵」「説話」「役者絵」「美人画」「子ども絵」「風景画」「摺物と動物画」「戯画」「風俗・娯楽・情報」「肉筆画・板木・版本ほか」の10章。かなり見応えがあります。

 歌川国芳の展示は何度か観ていますが、今回初めて見たのが『ばかでほん ひょうきんぐら』と題された絵。歌舞伎の『仮名手本 忠臣蔵』のパロディで、おバカな四十七士が描かれています。橋の欄干の上でおどけている者あり、木戸を破るための木槌大を三味線に見立ててふざけている者あり。大星由良助(大石内蔵助)は、軽業を披露する者の踏み台になっているようでした。……この人たち、仇討ちは達成しないでしょう。

 展示は楽しかったけれど、楽しくないのが帰り道です。土曜の夜ということもあり、エレベーターが大混雑でした。52階には展望台もあるので、このような混雑になるのでしょう。まるで遊園地のアトラクション待ちの行列です! まあ、乗り物待ちではあるんですけど。
 係員の指示に従って並ぶものの、3列に並ぶように言われたかと思えば、4列になるよう指示され、また3列に戻されたり。なんだか、混雑をちょいちょいかき混ぜられている気分です。
 ようやくエレベーターに乗れて、コインロッカーにたどり着いてみれば、時間表示が「3時間9分」。 9分差でもう100円投入しなければなりませんでした(泣)。エレベーター前で15分は待ったので、その分差し引いてくれないかな……。

846b729e.jpeg 外ではクリスマスマーケットが催されていました。
 なにも買いませんでしたが、雰囲気を楽しみました。
 東京タワーもきれいでした~。
cf62278a.jpeg


 

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 この前お知らせしました「豆本ツリー」が、神保町・東京堂書店3階でスタートしました。
1126232026_235.jpg1126232026_156.jpg





















 階段上って、すぐのところです。
1126157341_235.jpg 私の出店品はこんな感じです。
 ちょっと「おうち」っぽい包装にしてみました。
 ツリー近くには見本も置かれています。

1126153874_200.jpg













 今回は何人の豆本作家が参加しているんでしょうか? 設営にお伺いできなかったので把握していませんが、見に行くのが楽しみです。

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 今年も神保町の東京堂書店3階に「豆本ツリー」が設置されます。たぶん、5日から。
 クリスマス・ツリーに、オーナメントのように豆本がぶら下げられます。気に入ったものがあれば購入できます。
 と、いうわけで、金曜の夜から準備に追われました(汗)。
 今年も私の出品作は、豆本棚と豆本3冊のセット。
RIMG0232.JPG 豆本棚は5色。
 去年はこのセット、5セット用意したのですが、すぐに売り切れてしまいました。なので、今年は全部で15セット用意しました。











RIMG0233.JPG

 セットの内容は『あおば荘の羊』『働く羊』『羊の歩く道』の「羊セット」、『三番目のおじいちゃん』『たぬき和尚』『あたたかい本』の「別館ポラン書房セット」、『トゲなしサボテン』『さん・ちょっと・クッキー』『トランクひとつの本屋』の短編セットの3種。
 本棚に収めると、こんな感じになります。

 これらを用意するのに、今朝6時まで作業し、仮眠して、さらに仕上げをしました(苦笑)。



RIMG0234.JPG
 こんな感じで、ツリーにぶら下げまーす。

 神保町にお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。売り切れの場合は、ごめんなさい!

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RIMG0229.JPG 10月に参加した企画「つながるいのち ふくしま」から、先日、お手紙をいただきました。
 放射能の影響に不安を感じつつ暮らす福島在住の母子を岐阜の加子母に招き、リフレッシュしてもらおうという企画でした。
 私はこの企画に「つくも堂まめ本舗」として、豆本ワークショップで参加してきました。
福島の方だけでなく、地元の子ども達も参加してくれて、大にぎわいのワークショップとなりました。

 この企画のスタッフの方が、ワークショップの感想のコピーを送ってくださいました。福島の方たちに豆本作りを楽しんでいただけたみたいで、よかったです。
RIMG0230.JPG
 いただいた感想の中に、こんなものがありました。
「大人の私が本気で作りました(笑)。とても楽しかったです。
 福島の家のバァバに作るといって、ゆまははりきって作り、帰ってきてからプレゼントしている光景は、なんともいえませんでした(涙)」
 ゆまちゃんは、小学校に上がる前の女の子。私がワークショップの準備をしていると「なにしてるの?」と、真っ先に声をかけてきた子です。「ちっちゃい絵本を作るんだよ」と言って、見本を見せると「ゆまも作る!」と、参加申し込み第1号となってくれました。
 一所懸命作っていましたが、自分のためではなく、おばあさんのために作っていたんですねー。おばあさんも、きっと喜んでくれたことでしょう。講師冥利に尽きます。

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 今朝、立川談志師匠が亡くなられたことを知りました。
 私は高校生のころ、仲間と落語同好会を立ち上げ、文化祭で落語を披露しました。
 じつは、落語のことは、そんなによく知りませんでした。なんとなくノリで落語をやることにしたのです。
 テレビでしか観たことのない落語でしたが、さすがにこのままでいいはずがないと思い、寄席に通うようになりました。と言っても、お金のない高校生のことですから、観に行くのは通常の寄席ではなく、深夜寄席。真打ちになる前の「二つ目」の落語家さんたちが、勉強のために開いている寄席です。当時、入場料400円で、4人の落語家さんの噺を聞くことができました。
 文化祭でやる演目を決め、まずは噺を覚えることから始めなくてはなりません。
 私が選んだ演目は『天災』と『ねずみ穴』。覚えるために買ったカセットテープは、立川談志師匠のものでした。
 何十回となく聞いて、言葉の意味もろくにわからないくせに覚えるだけは覚え、高座に上がってみたところ、これがウケました。「落語って、楽しい!」と思えたのは、談志師匠のおかげなのです。
 落語に対する興味はどんどん深くなっていきました。
 ある日、テレビで談志師匠の『黄金餅』を観ました。それはそれは、ゾッとする噺でした。怪談ではありません。人間の恐ろしさにゾッとする噺に仕上げられていました。「これも落語か」と、驚いたのを、今も覚えています。落語の深さを感じました。
 そんなこともあり、「立川談志」という人は、私にとって、とても大きな存在です。いつかは談志師匠の落語を生で観たいと思っていましたが、とうとう叶えられませんでした。残念でなりません。

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ストーリーゲート
私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。
ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
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