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童話作家・九十九耕一のブログ
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ff3a6c81.jpeg 私の住む地域には、富士山があります。
 と言っても、本物ではなく、富士山信仰のために、土を盛って作られた富士山。通称「荒幡富士」。明治32年に作られたそうです。当時はブルドーザーもパワーショベルもありませんでしたから、人力で土を運び、盛ったのでしょう。

 毎年1回、この富士山では、地元住民の手によって、清掃活動が行われます。今日がその清掃活動の日でした。
 私は今まで、一度も参加したことがありませんでしたが、現在「隣組班長」をしていることもあり、ちょうどいい機会なので参加してきました。
 100円ショップで買った鎌と、軍手を持参して、いざ、荒幡富士へ。












6d844b61.jpeg けっこう、人は集まるんですね。200人くらいいたのではないでしょうか?
 うち、半分くらいは地元の中学生。学校活動のひとつになっているみたいです。校長先生はじめ、数人の教員の方が来ていました。
 野球のユニフォームを着た小学生の姿も。ランニングでもしたきたのでしょう。作業前に、すでにかなり汗をかいていました。

 清掃作業の主な内容は草むしり。草刈りマシーンも数台出動していましたが、ほとんどの方が鎌を持って手作業です。刈った草は熊手や箒で集められ、こもやシートに乗せて運び出します。






97f04cd7.jpegf127d47c.jpeg






















 中には刈ってほしくない山野草もあるのですが、それらは事前に詳しい方がチェックしておいてくれました。左の写真のように、ビニールひもが巻いてあるものは、刈らずに残しておきます。
 それ以外にも、自分の判断で残した草もあります。右側の写真が、私が残しておいた草なのですが……後から来たおじいさんに刈られてしまいました(泣笑)。

「草刈り」は、文字通り「草を刈る」という作業。根までは引き抜きません。
 そうなると当然、しばらくすればまた草が生えてきます。でも、それは仕方ないのです。
 前にも書きましたが、この山は、土を盛って作られた山。ただ土を盛っただけの状態では、雨などで土が流れてしまいます。それを防いでいるのが、草の根。
 ですので、草ぼうぼうも困りますが、根こそぎ取り払ってしまうのもいけないのです。




02e2ce2b.jpeg これは碑でしょうか? 祠でしょうか?
 とりあえず、この周りは私が草を刈りました。
「うーん、きれいになった!」と、ひとり満足するのも、清掃活動の楽しみのひとつではないでしょうか?

 小中学生も、けっこう楽しんで作業しているようでした。みんなさぼらずに、和気藹々と作業していました。
 ふざけて、斜面を滑って、ジャージが泥まみれになった子もいましたが、怪我さえしなければ、それもまた微笑ましい光景です。














ea73b755.jpeg じつはこの荒幡富士、3月11日の地震の影響を受けていました。トップの写真を見てもらえるとわかるのですが、山頂部にビニールシートがかけられています。
 山頂の祠が崩れ、疑木の手すりが倒れ、山の一部にヒビも入ったそうです。
 そのため、山頂付近は専門の業者が整備してくれるのだそうです。所沢市の文化財に指定されていることもあり、全額ではありませんが、市からもお金がおりるのだとか。
「文化財」とは言っても、やはり守るのは地元の人たちなんですねー。

 作業はおよそ1時間半で終了。現在の荒幡富士の説明があり(これが長い!)、かんたんなお疲れさん会。子どもたちには、お茶とお菓子が配られます。
 大人は、お茶ももらえますが、お酒もいただけます。もちろん、お酒をいただきました~。



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ストーリーゲート
私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。
ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
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