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童話作家・九十九耕一のブログ
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yuri01.jpg 先日、西武球場近くのゆり園に行きました。ここのチラシ(パンフレット?)は「ゆり図鑑」を作るのに最適です。
と、言うわけで、今回は「チラシ豆本 ゆり図鑑編です。
使う材料は、このチラシ2枚。

それでは、スタート!












yuri02.jpg
このチラシでは、ゆりが「すかしゆり」と「ハイブリッド」に分かれています。図鑑にしたときも、流れをふたつに分けた方がいいかと思います。
今回は図鑑前半を「すかしゆり」、後半を「ハイブリッド」にしてみます。

まずはチラシを、2種類の境目で切り離します。
切り離すときの注意点ですが、「すかしゆり」の右側余白は、0.5mmくらいになるように切ります。すると「ハイブリット」の左側ほう方が広い余白になりますが、ここは後で、のりしろとして使います。

チラシ左上の「すかしゆり」の説明部分を切り取ります。幅は説明文のバックのオレンジ色に合わせて。









yuri03.jpg ゆりの写真を帯状に切り取ります。
まず、写真下の、ゆりの名前ギリギリのところを切ります。この位置から幅30mmできると、写真の上に少し余白ができる状態で切ることができます。







同じ要領で下の列も切っていきます。30mm幅で切ると、細い切りくずが出ることになります。
切りくずの幅はほんの0.3~0.4mmほどですが、これをちゃんと切り落とした方が、きれいに仕上がります。









yuri04.jpg「すかしゆり」の説明文を、下の切り口を基準に63mmのところでカット。

後で「ハイブリッド」の方も同じようなことをするのですが、いっぺんに全部切ると、作業中にパーツがなくなってしまう可能性もあるので、私は半分ずつ組み立てていくことにしました。

パーツを切り分けたら、先に蛇腹に折る作業をします。貼り合わせてから折ってもいいのですが、長~くしてしまうとやりにくいので、折ってから貼り合わせることにしました。
蛇腹折りするときの、各ページの幅は31.5mmです。





yuri05.jpg 折るときの注意点をひとつ。
このチラシは、入手前から三つ折りされた状態。
ゆりの写真は、ちゃんと見られるように、折り目がかぶらない配置になっていますが、この折り目を豆本作りにそのまま使ってしまうと、ズレが生じて、小口がガタガタになってしまいます。なので、左のように、折り目を少しずらします。
修正前の折り目は、写真左ギリギリです。
これを1mm弱、ずらして、左にすこし余白ができるようにします。

















yuri06.jpg こちらが蛇腹折りにした状態。
写真は1列5枚。つまり1列は5ページ分です。
オレンジ色の説明文は、谷折りで半分に折ってください。これを基準に考えて、各パーツ、山折り谷折りしてください。1列が奇数ページ分なので、山折り谷折りの順番は1列ごとに逆になります。



















yuri07.jpg 最初の2列だけ、左側を少し切り落とします。
この部分は、本来はのりしろとして使いたいのですが、最初の裁断の都合上、この2列はのりしろが取れません。
切る位置は、折り目から31.5mm。
 ほんのわずかですが、残しておくと、後で貼りつけたときに邪魔になってしまいます。

この作業が終わったら、各パーツを貼り合わせ、つなげていきます。
のりしろがない最初の2列は、左の写真のように裏側から適当な紙を貼りつけてつなげましょう。チラシの切れ端を使ってもいいのですが、ちょっと薄めの方がいいかもしれません。













yuri08.jpg 全部つなげたら、今度は「ハイブリッド」の方を。
基本的には同じ作業です。ただ、こちらは最初の3パーツを除き、1列4ページです。山折り谷折りが、どのパーツも同じ順序になりますので、ご注意を。

もうひとつ、やっかいなことが。
それはのりしろです。



















yuri09.jpg 裁断の都合上、のりしろが、最初の2パーツは右側に。その次のパーツはのりしろなし。最後のパーツはのりしろ左。変則的です。
「すかしゆり」でやったように、裏から当て紙をして、うまくつないでください。

あ、左の写真、山折り谷折りが間違ってますが、惑わされないでくださいね(汗)。









yuri10.jpg 全部折貼りつけたら、「すかしゆり」と「ハイブリッド」も合体!
背にボンドを塗り、適当な紙を貼りつけます。背に貼りつける紙も、やや薄めがいいでしょう。大きさは幅25mm、高さ28mmくらい。高さが本体より少し小さければ、あとはテキトーでいいです。














yuri11.jpg 今回は厚みがあるので、「クータ」をつけることにしました。
クータは、背の内側につける部品。本体と表紙をつなぐ部品です。これをつけると、背が丈夫になるし、本が開きやすくなります。
高さ28mm、幅16mmの薄めの紙を用意し、左のように折り目をつけます。


重なる部分を接着。
できあがった筒状のパーツが、クータです。
クータは、本体の背に接着してください。















yuri12.jpg 今度は表紙を作っていきます。表紙はオリジナルの物を作ってもいいかと思いますが、今回はチラシで作っていきます。

チラシをもう1枚使います。
ゆりの花の模様部分を切り取ります。「ところざわの」の文字と、「ゆり園」の文字が入らない、ギリギリのところを切りましょう。17.5mmくらいの幅になると思います。
次に、下の方のゆりの群生写真の部分を切り取ります。どのあたりを切り取るかは、ご自由に。ただ。上部にはのりしろも含まれるので、そのことを計算に入れて。のりしろは3~4mmくらいあればいいかと思います。このパーツの幅は、のりしろも含めて20mm弱でしょうか。

切り取ったパーツを貼り合わせます。ゆりの模様が上になるように重ねます。幅が33mmになるようにしましょう。
ゆりの模様の間を折って、背の部分を作ります。ゆり模様の間を折ると、だいたい7mmの幅になります。
表紙、裏表紙は、35mm幅で。







yuri13.jpg 両端を折り、接着します。
表紙、裏表紙は補強したいので、チラシの適当な部分(ただし「2011年『ゆり園』フォトコンテスト」の文字だけは、残しておくこと。後でつかいます)を切り取り、背表紙までのすき間に貼り付けてください。
左の写真のような形になります。中央の幅7mmの部分だけ、チラシを重ねていません。両側は、折り返したり、貼り込んだりで2重になっています。










yuri14.jpg「2011年『ゆり園』フォトコンテスト」の「ゆり園」の部分だけ切り取ります。「ゆり園」の上にある小さな文字「ところざわの」も残しておきます。

これを表紙に貼りつけ、タイトルとします。
タイトルを貼る場所は、ご自由にどうぞ。

貼るだけでもいいのですが、事前(表紙に使うパーツを切り取ったとき)に、これをはめ込む部分を切り抜いておくと、表面が平らになるので、いいかと思います。














yuri15.jpg 表紙と本体を合体させれば、「ゆり図鑑」の完成!
今回は1冊にまとめましたが、「すかしゆり編」「ハイブリッド編」の2冊に分けてもいいかと思います。

数えてみたら、50種類のゆりが載っているので、ホントにちょっとした図鑑気分!
これを持ってゆり園に行ったら、小さな注目を浴びるのではないでしょうか?















yuri16.jpg ちなみにクータは、完成後、こんなふうです。

































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ストーリーゲート
私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。
ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
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