童話作家・九十九耕一のブログ
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我が家も今、節電を心がけています。とは言え、新しい情報はほしいです。そこで、テレビよりはラジオの方が電力消費量が少ないのでは?と思い、ラジオをつけています。
「J-WAVE」という、FM局の番組を聞いていたときに「被災地への支援物資を集めている」との情報を得ました。「株式会社ウインローダー」という会社で、支援物資を集め、被災地に届けてくれるのだそうです。 個人で支援物資を被災地に送ると、開封・仕分けなどの手間がかかり、現地がかえって混乱するという話を聞きました。なので、こうした拠点に物資を集めた方が、効率がいいようです。燃料も手に入りにくくなっている今、効率がいいにこしたことはありません。 調べてみたら、この会社は、うちからさほど離れていないところにありました。郵送の他、直接の受け渡しも受け付けているそうなので、使っていない石油ストーブを持っていきました。 また、実家には仕事がらみ、ご近所がらみの粗品としていただいた、未使用のタオルがたくさんあったので、これも持って行きました。あと、未使用の歯ブラシ15本ほど。 現金が一番役立つようですが、募金ができなくても、家の中を探せば、なにか役立つものがあるかもしれません。自分の家になくても、友人、ご近所にはあるかも。 声をかけてみてはいかがでしょうか? 「これっぽっちじゃあ……」と思うようなものでも、あちこちから集まれば、きっと役立つと思うのです。 株式会社ウインローダーで行っている支援物資募集については、こちらをご覧ください。 http://www.j-wave.co.jp/topics/1103_hth.htm PR
本日「ストーリーゲート」で、『ピノッキオ 第2話 青い髪の精霊』が無料公開。文章は私が担当しています。
『ピノッキオ』は、意外と長いお話なので、3話に分けることになりました。それでも、カットした場面はいくつもあります。 第1話は、ピノッキオの誕生から始まります。 学校へ行こうとするものの、途中で教科書を売って人形劇のチケット買ってしまいました。ピノッキオを見つけた人形劇の人形たちは大騒ぎ。劇はメチャクチャに。怒った人形使いは、ピノッキオを燃やしてしまおうとします。しかし、ピノッキオの、ジェッペットじいさんへの想いを聞き、胸を打たれて、金貨を5枚持たせました。 喜んで家に帰ろうとするピノッキオを、キツネとネコが呼び止めました。「とある原っぱに金貨を埋めると、木が生えて、金貨が実る」と、儲け話を持ちかけます。金貨をたくさん持って帰ったほうが、ジェッペットじいさんが喜ぶと思ったピノッキオは、キツネとネコについて行きました。 ところが、森の中で、変装したキツネとネコに襲われます。とっさに口の中に金貨を隠すピノッキオ。 「金貨を渡さないなら、木に吊してやる。お前が死んだら、後でゆっくり金貨をいただこう」 ピノッキオはしばられ、木に吊され……。 というところまでが、第1話です。 『ピノッキオ』はもともと、子ども新聞みたいなものに連載されたお話だそうです。作者のコッローディは、ピノッキオが吊されて、死んでしまうところでお話を終わらせるつもりでした。ところが「終わらせないで!」という子どもたちの声が大きく、続きを書くことになったそうです。 ナレーションは、女優の小川範子さん。絵は、ほんまきよこさんです。 ストーリーゲートから「ピノッキオのリライトを」というお話をいただき、「絵は、どなたがいいですか?」と聞いてくださったとき、真っ先に思い浮かべたのが、ほんまさんでした。 ほんまさんの絵を最初に見たときから「いつかいっしょに仕事がしたい」と思っていましたが、『ピノッキオ』でその願いがかないました。 ステキな作品に仕上がっていますので、よろしかったらご覧ください。 https://www.so-net.ne.jp/storygate/
今日は高校時代の友人に会いました。
高校の最寄り駅は、西武池袋線・大泉学園駅。 「牧野記念庭園に行ったことがない」と友人が言い出したので、ちょっと寄ってみることに。 入り口にある桜は、もうほころびはじめていました。春なんですねー。 とは言っても、庭園に花は、あまり見られませんでした。まだ少し、時期が早いようです。 入館料はありません。無料で入ることができます。 一応、受付があり、来館者名簿が置かれているので、名前と人数を記入。簡単な解説も、ここに置いてあります。 「あれ?」と思ったのが、左のチラシ。 ここには何度か来ていますが、「企画展」というものは、見たことがありません。しばらく行っていないうちに、ちょっと変わったみたいです。 庭園を進んで行くと、新しい建物が! なるほどー。ずいぶん変わりました。この新しい建物の中で、企画展が催されています。 きれいだし、見やすくもあるのですが……。 以前は薄暗い中に牧野富太郎のスケッチとか、押し花とか、採集道具とかが飾られていました。そこには、凝縮された空気があったように思います。 けれど、新しくなってからは、なんだか軽くなってしまったような感じがしました。贅沢を言うようですが。 でも、次の企画のときには、また雰囲気が変わるのでしょう。4月になったら、また行ってみようと思います。
地元の図書館も利用しますが、越境して、西東京市の図書館も利用しています。西東京市の図書館は、レベルが高いと思います。
主に利用しているのは、西武池袋線・ひばりヶ丘駅近くの図書館。蔵書の充実度もそうなのですが、司書さんたちが頼りになります。レファレンスも親切です。 そして、なにより、本に対する愛を感じます。 例えば、借りてきたこちらの1冊。 パッと見、普通ですよね。本は「ブッカー」という、ビニールシートでコーティングされています。本が傷んだり、汚れたりするのを防ぐため。 私は高校時代、図書委員だったので、ブッカーを貼る作業はよくしました。気泡を入れないように、ピッチリ貼らないといけないんですよー。 さて、表紙を開くと……。 なんと、帯が貼られています! 通常、帯は捨てられてしまいますよね? 確かに、出版社の宣伝だけ載っている帯もあります。そうしたものは不要ですけど、そうでない帯もあります。本についてのひと言コメントとか、内容を短くまとめた言葉とか。 そうした帯って、けっこう大事だと思っています。 ときには、帯も装丁の一部になっているものもあるので、それが捨てられてしまうのは、非常に残念です。 図書館の本は、棚に並べたときに見やすいことも大事。帯はときどき、著者名などを隠してしまうことがあります。だから、取り外さなければならない。 でも、帯に書かれている文章も、読んでもらいたい。 西東京市図書館の方々の、そうした愛が「帯を切って貼る」というひと手間に表れています。ちょっとした手間のようですが、1冊2冊の話ではないので、たいへんな作業だと思います。ありがたいことです。 西東京市図書館には、ちょっとおもしろいエピソードが。 レファレンスをお願いしたときのことです。 そのとき私は、お話を書くために「焼き芋」について調べていました。食べ物関係の棚とか、風俗関係の棚も見てみたのですが、いい資料がみつけられません。司書さんに尋ねたところ「とりあえず百科事典を調べてみてください。参考文献が紹介されていることもありますので」とのこと。 なるほどと思い、百科事典を開いていると、館内アナウンスのチャイム。 ピンポンパンポーン。 「焼き芋についてお調べのお客様、焼き芋についてお調べのお客様、いらっしゃいましたら、カウンターまでお越しください」 司書さんも、調べていてくれたんですねー! 嬉しいけど、この呼び出し……。 そっと辺りを見回すと、本を読んでいた人たちも、勉強していた人たちも、ハッと顔を上げています。連れがいる人なんかは「今、焼き芋っていったよね?」とかささやいていたり……。 顔を赤くしながらカウンターへ行き、資料をいただきました(笑)。 恥ずかしかったけれど、おかげさまで必要なことを調べることができたのでしたー。 めでたし、めでたし。
「鯛のタイ」をご存じでしょうか?
鯛の胸びれの奥にある、鯛の形をした骨です。左の写真が「鯛のタイ」。 肩胛骨と烏口骨(うこうこつ)の組み合わせです。烏口骨は人間にはない骨ですが、肩胛骨も含まれているので、だいたい鯛の肩あたりにある骨ですね。 この「鯛のタイ」ですが、べつに鯛特有の骨ではありません。いろんな魚にあります。と言うか、ほぼ全部の魚にある骨です。形は魚によってさまざまですが。 いろんな魚の「鯛のタイ」を写真に撮って作った豆本がこちら。『豆本 鯛のタイ』です。 豆本がちゃぽん用に作りました。 ここで問題。 この「鯛のタイ」は、なんの魚のものでしょうか? 真鯛ではありません。 もっと言うと、鯛の仲間ではありません。 ちょっと勢いのありそうな魚です。 「魚なのに……」という特徴があります。 さあ、正解は…… トビウオでしたー! そういうわけで、今夜はトビウオのお刺身で一杯やります。 こちらは、コーヒーを淹れているところではありません。 トビウオのアラで、ダシを取っているところ。ペーパーフィルターで濾しているのは、小骨やウロコといった、余分なものを取るためと、油を取るためです。 左が濾す前で、右が濾した後。濾す前は、油が、けっこうギラギラしていますね。 濾すと、味が上品になるような気がします。 このダシ汁は、だし巻き卵に使ってもいいし、みそ汁を作ってもおいしいです。 さあ、お酒の準備をして、いただきま~す! |
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私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。 ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
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