童話作家・九十九耕一のブログ
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えー、今ごろ、世田谷アートフリマの話題です(汗)。
今回はお客さんの切れ間がなく、なかなか繁盛いたしました。両日とも、お昼抜き。 でも、次々に「参加したいんですけど」とか「豆本作りたいんですが」と声をかけてもらえるのは、とっても嬉しいです。 今回は、子どもの参加者が多かったです。親子連れも多かったなー。 親といっしょに作る、親もいっしょに作る、親が作りたいからつき合わされるなどなど、ひと口に「親子連れ」と言っても、いろいろあるわけです。 今回最年少は4才の男の子。お母さん、お姉ちゃんといっしょに参加。やる気まんまんだったものの、最初のハサミ作業で「あ、絵のところ切っちゃった……」とつぶやくように言ったところで、スイッチオフ。すっかりしょげてしまいました。きれいにつくりたかったんだよね~。 用紙を取り替えてあげて、切る作業は私がやってあげ、あとはお母さんに励まされながら、なんとか作り上げた。お母さんの応援、ものすごくがんばってました。 かと思えば、ダメ出ししまくりのお母さんも。ページを折って行く作業で「ぼくが一番に折れた!」と言う息子に「早けりゃいいってもんじゃないでしょ」とダメ出し。「もっとキッチリ折りなさい!」「折るときに机の上でやらないから、曲がるんでしょ!」「ノリは隅まで塗る!」と、とくに後半はひたすらダメ出ししてました。息子は息子で「そんなに怒られると、やる気なくなっちゃうんだよな~」とか言ってましたが、まったくこたえたようすはなく、マイペースです。「柳に風」「のれんに腕押し」「糠に釘」などの諺が次から次に私の頭に浮かび、笑いをこらえるのがたいへんでした。この親子は、じつはなかなかにバランス取れているのだなー。 幼稚園の年長さんという女の子で、とても器用な子がいました。折る作業でもそんなにズレはなく、きれいに仕上げていました。親は脇で見ていただけで、手伝いは無し。たいしたものです。 二日間で50人ほどのお客さんが来てくれました。 疲れたけど、楽しかったな~。 PR
今月21・22日、三軒茶屋・キャロットタワーで催される「世田谷アートフリマvol.17」に参加します。
3階のワークショップコーナーで、豆本ワークショップをやります。小学校1年生から参加できるワークショップで、所要時間は、だいたい15分くらいです。参加費300円。 両日とも、11:00~18:00です。ようすを見ながら、途中で休憩をいただきます。 よかったら、遊びに来てください。 詳しくはこちら。 http:// お待ちしてまーす!
蒲生マリコさんの人形展『Hello Bonjour...Ciao』を観てきました。
蒲生さんの人形は、もともと魅力がありましたが、進化を続けています。とくにここ2、3年の進化は、蒲生さんの新境地を切り開いているように思われます。 今回の人形たちも、かわいらしさ、爽やかさに加え、どこかエロティシズムを感じさせるところもあります。大人っぽくなった、というのでしょうか? 展示の仕方も素敵で、それぞれが一枚のイラストのようなでした。物語性があります。見る人それぞれが、ストーリーを思い浮かべるのではないでしょうか? 展示を見ている間、蒲生さんらしいハプニングが。 ギャラリーの前を、蒲生さんの知り合いが通りかかったのですが、昨日は強風と雨のため、その方は傘をしっかり持つのに気を取られ、ギャラリーに気づかず素通りしてしまったのです。蒲生さんは急いで外に出て「○○さーん! こっち、こっち!」と大声で叫び、手まで叩いて、その方をふり向かせました。ところが蒲生さん、急に呼びかけをやめて、戻ってくるではありませんか。そしてひと言「違う人だった」。 うーん、蒲生さんっぽい! この展示は、今月8日まで。ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください。明日、月曜日はお休みなので、ご注意くださいね。 http://galeriemalle.jp/
先日、青木シンさんの個展に行ってきました。
青木さんとは不思議なご縁で、中学生のころから遊んでもらっています。 もともとは私の先生が杉野女子大で教えていたころの友達です。 私の先生は大学や看護学校で論理学を教える傍ら、塾も開いていました。毎年、軽井沢にある、とある大学の山荘を借りて1週間の合宿をしていたのですが、そこにふらりと遊びに来たのが青木さんでした。私が中学2年生のころです。「おもしろい人」とだけ紹介されただけで、大学で絵を教えている人だと知ったのは、ずいぶん後のことです。 さて、時は流れて、私が「アンデルセンのメルヘン大賞」で入賞し、お話に小泉英里砂さんが絵をつけてくれました。授賞式で初めて小泉さんとお会いしました。小泉さんのプロフィールに杉野女子大卒と書かれていたので、もしかしたらと思い「青木シンさんって、ご存じですか?」と尋ねてみたところ、カッと目を大きく見開いて「その方のおかげで、今の私があるんです」と答えるではありませんか。 「うわー、青木さんって、なんかすごくエライ人なんだ」と、そのとき初めて知りました。イタズラ大将がそのまま大人になったみたいな印象しかなかったものですから……。 青木さんはこの受賞をとても喜んでくれて「キミのお話に英里砂が絵をつけるなんてねぇ! ふたりとも知ってるから、すごく嬉しいよ!」と言ってくれました。 青木さんの絵には、青木さんがにじみ出ています。すごく素敵な絵で、個展があれば、なるべく欠かさずに行きたいと思っています。 今回の個展は、ギリギリでしたが、行けてよかったです。すごく刺激も受けますし。 また青木さんの絵が見られる日を、楽しみにしています。
「ストーリーゲート」で公開している『居酒屋・柿の木』というお話があります。「ロクさん」というすずめが主人公のお話です。
秋も終わりにさしかかると、柿の実は熟しきり、皮の内側はおいしい柿酒になり、小鳥たちの居酒屋となる--というストーリーです。ロクさんはこの居酒屋の古株で、若い鳥たちにイキな飲み方を教えたりしている、というお話。 文章は私、絵はかちのちのらさん、ナレーションは落語家の五明樓玉の輔さんです。 このお話をたいへん気に入ってくださった方がいて「絵本にはなっていないのですか?」という問い合わせがありました。残念なことに絵本にはなっていません。でも、私は豆本作家でもあるわけですから、私が作ればいいわけです。と、いうわけで、ヒーローガレージと、かちのちのらさんの了承を得て、豆本化することにしました。 ……というのが1年前の話でして。忙しさを言い訳に、後回し後回しになってしまい、先ほど、ようやく完成しました。 豆本用に、公開されているお話を短く編集しました。折り本形式の豆本です。 今日、やっとお問い合わせくださった方にお送りすることができました。Mさん、長いことお待たせして、申し訳ございません! そのMさんですが、何回かメールのやりとりをしただけなのですが、消しゴムハンコを作ったり、刺繍をされたりする、かなり手先の器用な方のようなのです。下の写真は、Mさんが作られた「ロクさん」の刺繍入りバッグ。 かちのちのらさんの絵とそっくりな刺繍! バッグの裏地がすずめ柄というのも、ニクイ作りですね~。 私が関わった作品を、こんなにも気に入っていただけて、嬉しいかぎりです。 豆本のお届けがうーんと遅くなってしまい、本当にすみません! もうすぐ、お手許に届きますので。 しかし、こんなに器用な方だと、豆本のデキに不満がないかと、ちょっとハラハラしております(汗)。 |
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ストーリーゲート
私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。 ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
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