童話作家・九十九耕一のブログ
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郵便局に『ピーター・ラビット』の記念切手のチラシがありました。50円切手と、80円切手の2種のシートが3月3日に発売になったようです。
今回は50円切手シートで豆本を作っていきます。チラシは2枚、使います。 ちなみに80円切手のほうは、絵がまっすぐに並んでいないし、シートと切手の絵が一体になっている部分もあるので、ちょっと豆本にしにくいです。 1.チラシ中央を切り取る まず「ピーターラビットと仲間たち」と書いてある部分の下を切ります。絵を切ってしまわないように注意してください。 後は、中央の黄色い部分を切り抜きます。水色の部分も後で使うので、切り目はなるべくはみ出さないようにしてください。 2.本体用の絵を切る 豆本本体に使う絵の部分を、左のように帯状に切り分けます。 高さは26mmにするとちょうどいいでしょう。 3.折る 帯状に切り取った絵を、蛇腹に折ります。山折り、谷折りは左のように。 絵を中央に据えて、幅23mmで折りましょう。 残りの絵も、同じように蛇腹に折り、左のように切ります。 切る位置ですが、左側は、折り目のやや内側を。右側は折り目から5mmの幅を取って。 4.白黒の絵を切り抜く チラシ裏面の、白黒の絵を切り抜きます。 私は左下のピーターラビットと、右上の「あひるのジマイマ」を切り抜きました。好みで選んでくださってけっこうです。ただし、まだ切り抜いていない、2枚目のチラシから選ぶときは要注意。先に切り抜いてしまうと、後から表紙を作れなくなってしまうことがあります。 切り抜く大きさは、縦26mm、横23mmです。 5.パーツを並べる 切り抜いたパーツを並べてみましょう。順番はこのように。 足りないパーツがないか、よく確認してくださいね。 6.パーツを貼り合わせる 各パーツを貼り合わせ、1本の帯状にします。 このときに、山折り、谷折りが逆になっているパーツがあったら、直してください。 折り目はきつめに、しっかりと。 7.背をのり付けする 蛇腹に折った背の部分にボンドを塗り、プレスしてくっつけます。 「背」というより、内側にボンドが入り込むくらいに塗ってしまってかまいません。ここで言う「内側」は、あくまで裏面のこと。表面にボンドが付くと、汚れたり、最悪開かなくなったりしますので、ご注意を。 これで本体はできあがり。 これから表紙を作っていきます。 今回は、チラシのみを使った豆本作りですので、表紙もチラシで作ります。ですが、工夫して、別の材料で作ってもいいと思います。 8.表紙用の絵を切り抜く 2枚目のチラシ中央の、ピーターラビットを切り抜きます。 ピーターを中心に、幅35mm、高さ28mmで。 端から5mmの幅を取り、折り目をつけます(両側とも)。 左側は、さらに、端から3mmの幅を取り、折り目をつけます。 9.裏表紙用のパーツを切り抜く 水色部分のピーターラビットの、顔の部分を切り抜きます。 耳は先まで入るように、ヒゲも先まで入るようにして、高さ28mmで切り抜きます。左側は赤い部分が入らないように、ギリギリのところで切り落としてください。 右端から25mmのところで折り目をつけます。 10.折り返し用パーツの切り抜き 水色の部分ならどこでもいいでです。 28mm×22mmのパーツを切り抜いてください。 11.表紙パーツの貼り合わせ 表紙用のパーツを、左のように貼り合わせます。 10で切り抜いたパーツは、8のパーツの右側に貼ります。 両端の裏面にボンドを塗り、折りこんで接着します。 これで表紙はできあがりです。 12.本体と表紙のドッキング 本体の背にボンドを塗り、表紙内側中央にくっつけます。 このとき、本体と表紙が、上下逆さまにならないように確認してください。 表紙は本体より、少し大きめに作ってありますから、本体の背をくっつけるときには、上下に少しゆとりがあるようにします。 本体の外側にボンドを塗り、表紙をかぶせて、くっつけます。 反対側も同様に。 13.完成! 重し(厚めの本など)を乗せて、1~2時間置きましょう。 ボンドが乾けば、ピーターラビット・チラシ豆本の完成です! 私はチラシの残った部分と、厚紙を使って、箱も作ってみました。 アレンジしたりして、かわいい豆本を作ってくださいねー。 PR
お菓子の家って、あこがれですよね。
コルクン族の豆本を作るのに必要となり、お菓子の家、作ってみました。 昨年のクリスマス・シーズンに、無印良品で「お菓子の家キット」が売られていました。生地を作って、型紙に合わせて切り、アイシングで接着して作るというもの。 このときすでに、お菓子の家を題材とした豆本を考えていたので、買っておきました。しかも、クリスマスが過ぎたあと、半額セールになっていたものを(笑)。 設計図通りには作らず、ちょっとアレンジ。 ドアは板チョコ、角にはイチゴポッキーを。窓はくり抜いて、オーブンで焼くときにくだいたアメを入れておきました。こうすると、ガラスがはまっているみたいになるんですよ。うまく作れば、ステンドグラスみたいにすることもできるようです。 屋根には円いビスケットを、瓦がわりにつけてみました。 煙突はロールクッキー。 クリスマス用の商品だったので、今回は使わなかったパーツも、いくつかあります。 例えばサンタさん。もちろん、これも食べられます。 あっ! いや、お菓子だから、食べていいんだけど……なんと言うか……。 ……まあ、いいや。 この後、もちろん、家のほうもコルクンたちに食べられてしまいました。
本日「ストーリーゲート」で、『ピノッキオ 第2話 青い髪の精霊』が無料公開。文章は私が担当しています。
『ピノッキオ』は、意外と長いお話なので、3話に分けることになりました。それでも、カットした場面はいくつもあります。 第1話は、ピノッキオの誕生から始まります。 学校へ行こうとするものの、途中で教科書を売って人形劇のチケット買ってしまいました。ピノッキオを見つけた人形劇の人形たちは大騒ぎ。劇はメチャクチャに。怒った人形使いは、ピノッキオを燃やしてしまおうとします。しかし、ピノッキオの、ジェッペットじいさんへの想いを聞き、胸を打たれて、金貨を5枚持たせました。 喜んで家に帰ろうとするピノッキオを、キツネとネコが呼び止めました。「とある原っぱに金貨を埋めると、木が生えて、金貨が実る」と、儲け話を持ちかけます。金貨をたくさん持って帰ったほうが、ジェッペットじいさんが喜ぶと思ったピノッキオは、キツネとネコについて行きました。 ところが、森の中で、変装したキツネとネコに襲われます。とっさに口の中に金貨を隠すピノッキオ。 「金貨を渡さないなら、木に吊してやる。お前が死んだら、後でゆっくり金貨をいただこう」 ピノッキオはしばられ、木に吊され……。 というところまでが、第1話です。 『ピノッキオ』はもともと、子ども新聞みたいなものに連載されたお話だそうです。作者のコッローディは、ピノッキオが吊されて、死んでしまうところでお話を終わらせるつもりでした。ところが「終わらせないで!」という子どもたちの声が大きく、続きを書くことになったそうです。 ナレーションは、女優の小川範子さん。絵は、ほんまきよこさんです。 ストーリーゲートから「ピノッキオのリライトを」というお話をいただき、「絵は、どなたがいいですか?」と聞いてくださったとき、真っ先に思い浮かべたのが、ほんまさんでした。 ほんまさんの絵を最初に見たときから「いつかいっしょに仕事がしたい」と思っていましたが、『ピノッキオ』でその願いがかないました。 ステキな作品に仕上がっていますので、よろしかったらご覧ください。 https://www.so-net.ne.jp/storygate/
今日は高校時代の友人に会いました。
高校の最寄り駅は、西武池袋線・大泉学園駅。 「牧野記念庭園に行ったことがない」と友人が言い出したので、ちょっと寄ってみることに。 入り口にある桜は、もうほころびはじめていました。春なんですねー。 とは言っても、庭園に花は、あまり見られませんでした。まだ少し、時期が早いようです。 入館料はありません。無料で入ることができます。 一応、受付があり、来館者名簿が置かれているので、名前と人数を記入。簡単な解説も、ここに置いてあります。 「あれ?」と思ったのが、左のチラシ。 ここには何度か来ていますが、「企画展」というものは、見たことがありません。しばらく行っていないうちに、ちょっと変わったみたいです。 庭園を進んで行くと、新しい建物が! なるほどー。ずいぶん変わりました。この新しい建物の中で、企画展が催されています。 きれいだし、見やすくもあるのですが……。 以前は薄暗い中に牧野富太郎のスケッチとか、押し花とか、採集道具とかが飾られていました。そこには、凝縮された空気があったように思います。 けれど、新しくなってからは、なんだか軽くなってしまったような感じがしました。贅沢を言うようですが。 でも、次の企画のときには、また雰囲気が変わるのでしょう。4月になったら、また行ってみようと思います。 |
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私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。 ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
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