童話作家・九十九耕一のブログ
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ブログの引っ越しをしました。
新しいブログは「続・どんぐりも背くらべ」というタイトルです。 http://korukun9951.hatenablog.com/ なお、こちらのブログもこのまま残しておきますので、メールフォームなどもお使いいただけます。 豆本についてのお問い合わせ等にご利用ください。 よろしくお願いいたします。 九十九耕一 PR
昨日、石工の浜田彰三さんの展示会搬入に行ってきました。
浜田さんの作品は、石なのに柔らかみや、暖かさを感じます。 ……とは言うものの、やっぱり重いです(笑)。 前回の搬入の際、ちょっとしたイタズラで、浜田さんの作品の写真を、胸に大きくプリントしたTシャツを着て行きました。「浜田組」なんて文字も入れて。 浜田さんはそれがたいへんお気に召したようで、今回は自ら、お手伝いメンバー全員分のTシャツを用意してきました! それを着ての作業となりました。 浜田さんの今回の作品、こんな感じです。 新宿・小田急本館10階で、18日まで開催。 詳しくはこちらをどうぞ。 http://www.geocities.jp/s_ishibori/event/index.html
6月1日、ワークショップ「世界でひとつの絵本をつくる」の2日目です。今回で本を形にします。
心配だったのは、前回の宿題「お話を書いてくる」「絵、もしくは写真を用意してくる」をできなかった人、持ってくるのを忘れた人がどれだけいるか、ということでしたが……大丈夫でした! 文章がまだ途中という方はいましたが、充分フォローできる範囲内。また、ストーリーは用意してきたけれど、絵が用意できなかったという方もいましたが、スタッフの中に絵の上手な方がいて、イメージを聞き出しながらその場で描くという大活躍をしてくれたので、こちらもなんとかなりました。 前回は講義が中心だったのですが、今回は作業が中心。手順を写真付きで説明したプリントを配り、その場での説明も付け加えながら、作業を進めて行きます。 前回の流れを踏まえ、今回導入されたのがこちら。プロジェクターです。 私が説明を交えながら、実際に作るようすが映し出されます。これにより、各テーブルを回っての説明が大幅にカットされました。ものすごく助かります。 作業の進み具合には、当然のことながら個人差があります。今回は、早い人にはどんどん作業を進めてもらう方式をとりました。 こうしたワークショップで、トラブルはつきものです。ページのつぎ合わせ方を間違えた、写真の順番間違えて貼ってしまった、あとで表紙と本体を合体させるときに糊付けする面を扉にしてしまった等々。 どれも一大事ですが、現場で、どうしたら解決できるかを考えるのも、なんだか楽しかったです。「役立ってる」という実感があります(笑)。 個性的な作品が、次々に仕上がっていきます。 幼児向けの絵本にした人、孫のためのアルバム風にした人、ポエムにした人、縦開きにした人……。どれもこれも、オリジナリティに溢れる作品でした。 ある程度の方が完成したら、プロジェクターを使って作品の発表会。 マイクも据えて、絵本を画面に映し出しながら朗読をしてもらいました。 どの作品も、とてもおもしろかったです。講評をしたのですが、どんなコメントをしたらいいか悩むような作品はひとつもありませんでした。 どうなることか心配したワークショップでしたが、みなさん、笑顔で帰ってくれたのが嬉しかったです! ご協力くださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございます! 私ひとりでは、受講者のみなさんに笑顔を持ち帰っていただくことができなかったかもしれません。みなさんとチームを組めたことに、感謝しています!
ワークショップ「世界でひとつの絵本をつくる」の1日目が終了しました。
このワークショップは2回続きで、1回目は「お話の作り方」について語る講義が中心となりました。 まずは私の童話創作について。 「お話を書くこと」は、私の場合はイタズラの延長線上にあります。イタズラと言ってもいろいろあるわけですが、落とし穴を掘るなんていうのは、レベルの低いイタズラだと思います。漢字で「悪戯」と書くのがふさわしいでしょう。引っかかった人が、怒ったり困ったりするようすを見て喜ぶようなイタズラは、低レベルです。 レベルの高いイタズラとは、仕掛けた方はもちろん楽しいし、仕掛けられた方も楽しい。加えて周りで見ている人たちも楽しい気持ちにさせるのが、高レベルなイタズラだと考えています。これは私の造語ですが、高レベルなイタズラは漢字で「楽戯」と書きます。 「楽戯」は想像力の結晶。どうしたらみんなが楽しい気持ちになるか、自分の持っているものを注ぎ込むわけです。 これって、私にとって、童話創作とまったく同じことなのです。 講義ばかりでは飽きてしまいますし、具体的に「本を作る」という作業が見えてきません。 そこで、簡単な小冊子作りと、いつものワークショップでやっている折り豆本作りを体験してもらいました。 簡単な作り方をいくつか紹介することで、ワークショップ後に、自由な発想で本を作ってもらえたら嬉しいですね。基本的な作り方さえわかってしまえば、いくらでも応用は利くものです。 今回、参加者は20名ほど。私にとっては、かなりの大人数。作業中、歩いて回りましたが、なかなか目が行き渡りません。ご迷惑をかけてしまった方もいるかと思います。すみません! 豆本ではなく「絵本」のワークショップは、私にとって初めての試み。なにせ私自身、絵は描けませんから(汗)。 「童話作家」と「絵本作家」は混同されやすいです。ましてや、私のように豆本を作っていたら、なおのこと。今回のワークショップの依頼も、勘違いで私に話が来ました。 「写真を使った豆本なら、作ってます」と言うと、「参加者みんなが絵を描けるわけじゃないから、そのほうがいいですね!」ということで、絵でも写真でもOKの絵本作りとなりました。 本の作りとしては、蛇腹折りにした本体に枠を切り抜き、絵や写真を挟み込み、対面に文章を張り込むという簡単なもの。……ですが、紙を切るところから参加者にやってもらうと、すごく時間がかかるし、ついてこれなくなる方も出てくることが予想されたため、ある程度こちらで準備しておきました。 本体見開き8ページのセットを20組以上作るのは、なかなか骨の折れる作業で、じつはワークショップ初日は徹夜で迎えました。 このセットを持ち帰ってもらい、宿題として、8ページ以内に収まるお話と、それに合わせる絵または写真を用意してきてもらうことに。 3時間(ちょっとオーバーした)の講座が終わり、スタッフで反省会。 今回、私のほうに「どんな参加者が集まるか」という予想に誤りがあったと思います。絵本をつくる講座なので、常々「お話を書きたい」と思っている人が集まるのかと思っていました。なので、用意しておいた講義内容も、「文章の無駄を省く」とか「書く前に設計図を作ってみよう」といったもの。ところが、「なにを書いたらいいですか?」「テーマって、どうやって見つけるんですか?」という質問を多く受けました。 身近なところにお話の種はあるという話を、もっとするべきだったと思いました。また「絵本にはストーリーがある」という概念も、もっと壊せるような話をすればよかったと思いました。ストーリーなんかなくたって絵本は作れるんだという視点も、もっと時間を取って話すべきだったなー。 初めてのワークショップは、反省点だらけです。 次回は実習中心。参加者の方々に楽しんでもらいたいです。
絵本を作るワークショップをやることになりました。
友人からいただいた話ですが、最初は勘違いから始まりました。 タイトルを見てわかるように、今回は絵本を作るワークショップ。電話で内容説明を受けたときに「私は絵は描けないけど?」と言うと「……え?」という、ダジャレのような返事。 よくあることですが、童話作家と絵本作家は混同されがちです。「童話」と聞くと、絵本を想像する人が多いですね。私はお話オンリーの作家なのです。 「でも、写真を使った絵本なら、豆本で作ってるよ」と言うと、電話の向こうで元気を取り戻す友人。結局、絵でも写真でもOKという方向に決まりました。 ワークショップでは、折り本形式の絵本を作ります。今回は豆本ではなく(簡単な豆本も作りますが)、写真のサービスサイズよりもふた回りくらい大きな本。今月25日と、来月1日の、2回連続の講座となります。 本作りも実際にやってもらいますが、内容としては「お話の作り方」が中心となります。童話を書くのと、絵本のお話を書くのとでは、また少し違う部分があるので、その辺りも説明する予定。取材の大切さや、お話を書く前に設計図を作ってみよう、といったことも話します。 1日目では、お話の作り方、童話と絵本の違いなどを話し、少しカッター等を使う作業をしてもらいます。宿題として、次回までに、作製する絵本のための絵または写真と、お話を用意してもらいます。 2日目は本を作る作業がメインとなり、1冊の絵本に仕上げてもらいます。 ありがたいことに参加人数はもういっぱいで、キャンセル待ちの状態だとか。 過去やったことのないワークショップなので、今、準備に追われています。参加する人たちに、楽しんでもらいたいです。 にこにこ笑顔で、絵本を持ち帰ってもらえるといいなー。 詳しくはこちら。 http://
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ストーリーゲート
私も執筆しています。
コルクンの本棚
プロフィール
HN:
九十九耕一
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1970/10/10
職業:
童話作家
自己紹介:
童話を書くかたわら、「つくも堂まめ本舗」として豆本も作っています。
創作のこと、豆本のこと、コルク人形「コルクン族」のことなどを、こちらに書いていこうと思っています。 ブログタイトルは「どんぐりも背くらべ」。ことわざ「どんぐりの背比べ」は、なんだかあまりいい意味ではありませんが、「の」を「も」に変えたら、すごく活発で、チャレンジ精神にあふれた感じになりました。どんぐりは、元気なほうがいいですよね。
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